「コンセプト設計について調べたけどイマイチやり方がわからない」
「あまり伸びないからコンセプトを見直そうかな」
とお悩みの方はいませんか?
今回は、
このまま真似すれば誰でもインスタグラムのコンセプト設計ができる
再現性の高い方法を解説していきます。
コンセプト設計とは?
インスタグラムにおいてアカウント設計とは、
一言で言えばアカウントの方向性を決めることです。
例えば以下のような項目を明確にします。
- 投稿内容(例:編集方針、顔出しの有無)
- アイコンデザイン
- 投稿を見てほしいターゲット
- 投稿スタイル
インスタグラムアカウントを運用するうえで最も重要なのは、
しっかりとしたアカウント設計を行うことと言われています。
運用の成功は、この設計にかかっていると言っても過言ではありません。
なぜなら、発信内容がブレると何を発信するアカウントなのか
わからなくなってしまうからです。
その結果、
アカウントの信頼性が損なわれます。
例えば、当初はダイエット情報を発信していたアカウントが、
途中で金融情報に切り替えたとします。
これでは、元々ダイエット情報を求めてフォローした人が
離れてしまいます。
また、顔出しの有無を変更する場合も同様で、
急な変更はフォロワーに違和感を与え、フォロワー離れを招きます。
こうした問題を防ぐため、
最初の段階でしっかりと方向性を決め、
ぶれないアカウントを作ることが重要です。
一貫性のあるアカウントは信頼を得やすく、
成長につながります。

アカウント設計の具体的な手順
アカウントの方向性を決める際には、
以下の3つのステップを踏みましょう。
ステップ1 うまくいっているアカウントを見つける
ステップ2 目標アカウントを1つ見つける
ステップ3 目標アカウントの詳細を深掘る
まずは、「ステップ1 うまくいっているアカウントを見つける」の手順を
さらに3ステップに分けて解説していきます。
①成功しているアカウントを見つける
まず、マーケットインの考え方を取り入れることが重要です。
マーケットインとは、
需要があるジャンルに自分の発信内容を合わせる方法です。
例えば、「最近ダイエットジャンルが伸びてきているので、
ダイエット系の発信をする」
これが、マーケットインの考え方です。
一方で、プロダクトアウトは
例えば、「睡眠の方法を発信したい」
→ただ伸びている人がいない
→あまり需要がないジャンル
→自分が発信したいから投稿する
という考え方です。
独自のアイデアを発信するプロダクトアウトは、
当たれば大きな成果が期待できますが、難易度が高くなります。
インスタグラムで発信するには、
マーケットインの方が成功率が高いです。
なぜなら、マーケットインはうまくいっているところに参入するため
失敗する方が難しいからです。
プロダクトインの場合、
自分が面白いと思う内容を市場に入れ込むため
賭けの要素が強いです。
メリットがないわけではないですが、
自分から需要を作る必要があり、初心者には難易度が高いです。
確実性をとるならマーケットインがおすすめです。
Instagramでマーケットインを実践するために、
- うまくいっているジャンル
- うまくいっているアカウント
- うまくいっている投稿
これを探して真似をすることから始めましょう。
意識すべきことは、
自分で需要を考えて投稿するのではなく、
成功しているアカウントに寄せていくということです。
②ジャンルに合った人気アカウントを探す
成功しているアカウントを見つけるには、
以下の手順を試してください。
- Instagramの検索画面(虫眼鏡アイコン)を開く。
- 自分のジャンルに関連するキーワードを検索。
- 検索結果から「タグ」を選択し、関連する人気ハッシュタグをクリック。
- この段階で、ジャンルを絞り過ぎず投稿数の多いハッシュタグを選びましょう。

表示された投稿の中から、
投稿数180件以内でフォロワー1万人以上のアカウントを探す。
この条件を満たすアカウントは、比較的短期間で成功を収めており、
参考にする価値があります。
③類似アカウントをリストアップする
成功しているアカウントを1つ見つけたら、
そのアカウントの「おすすめ表示」機能を使い、
似たようなアカウントをリストアップします。
右にある人のマークをタップすると
関連するアカウントが出現します。

この作業を繰り返し、
最低でも5つの参考アカウントをピックアップしましょう。
リストアップしたアカウントを分析することで、
成功するための具体的なアイデアを得ることができます。
次に「ステップ2 目標になるアカウントを1つ見つける」について
解説していきます。
見つけたアカウントの中から、
目標とするアカウントを1つ決めます。
この段階で重要なのは、
複数のアカウントの「良いとこ取り」をしないことです。
なぜなら、それぞれのアカウントは独自の要素が組み合わさって
成功しているため、複数の要素を混ぜると方向性がブレてしまいます。
例えば、Aさんのアカウントは顔出しや投稿スタイルなどの要素が
調和して成功しています。
同様にBさんのアカウントも、特定の要素が噛み合って結果を出しています。
これらをミックスしても、一貫性を欠いたアカウントになってしまいます。
したがって、参考にするアカウントは1つに絞り、
軸を明確にすることが大切です。
この軸が明確でないと、方向性が迷走し、
結果的に伸びにくくなります。
参考にするアカウントがなかなか見つからないという方も
いると思います。
目標アカウントを選ぶ際には、
以下の5つの条件を満たしているか確認しましょう。
1つでも当てはまらない場合は参考にせず、
再度同ジャンルの人気アカウントを探しましょう。
必ず5つの項目全てに該当するアカウントを参考にしてください。
①性別が自分と同じか
同性のファンがつきやすいです。
性別によってターゲット層や見られ方が異なるため、
同じ性別のアカウントを選ぶことが重要です。
②年齢が自分に近いか
年齢が異なるとターゲット層や興味関心も変わります。
歳の差があるとハマらなくなってしまうので、
自分と同年代、あるいは近い年齢層のアカウントを選びましょう。
③顔出しの有無が自分と一致しているか
顔出しするかしないかによって運用方法が異なります。
自分の方針に合ったアカウントを目標にしてください。
④デザインに再現性があるか
プロ並みの編集スキルやデザインが必要なアカウントは、
再現が難しい場合があります。
自分でも取り組める範囲のデザインや編集スキルで運用されている
アカウントを選びましょう。
⑤キャラクターに再現性があるか
アカウントのキャラクターや雰囲気が自分に合っているかを確認します。
例えば、面白い系のキャラクターで人気のアカウントを目標にしても、
自分がそのスタイルに馴染まない場合は成果が出にくくなります。

最後に「ステップ3 目標アカウントの詳細を深掘る」について
解説していきます。
アカウント設計における最後のステップとして、
目標アカウントの詳細を分析し、
その方向性を明確に決定することが重要です。
分析方法には、5つの重要なポイントがあります。
①アイコン
目標アカウントのアイコンが
- キャラクター
- 実写
- 顔出し
どのようなスタイルであるかを確認します。
さらに見てほしいポイントとして、アイコンが顔出しである場合、
- 顔のサイズはどのくらいか
- どんな服装なのか
- どんな表情なのか
ここまで詳細に分析しましょう。
②投稿スタイル
- リールで投稿しているのか
- フィードで投稿しているのか
参考アカウントと方向性を合わせていきましょう。
リールとフィードどちらも投稿している場合は、
投稿の割合を調べます。
例えば、
参考アカウントがリール:フィード=7 : 3で投稿していたら、
自分も割合を合わせましょう。
さらに、投稿頻度も重要になります。
- 毎日投稿
- 3日に1回投稿
投稿頻度も参考アカウントに寄せていきましょう。
③誰向けの投稿なのか
投稿内容がどのような層に向けられているのか
(例、ママ向け、学生向け、サラリーマン向けなど)を確認します。
ターゲットが判断できない場合は、
参考アカウントが投稿内で使用しているワードに注目しましょう。
例えば、
- ママ向けの場合→子育て大変だよね
- 学生向け→インスタ映え
- 社会人→残業、ブラック企業
など投稿内の文章でターゲットが見えてくると思います。
④イメージカラー
目標アカウントでよく使われている色やトーンを分析し、
その色合いがジャンルに適しているものを確認します。
- アイコンの縁の色
- 投稿、写真の色
- ハイライトで使われている色
なぜ色を確認するかというと、
色にはジャンルごとに適したものがあるからです。
ジャンルに合うカラーに変えただけで
一気にフォロワーが増えたという例もあります。
⑤フォント
目標アカウントで使われている
- フォント
- 文字サイズ
- 文字の配置
を確認して、自分のアカウントでも視認性を意識して使うことが重要です。
例えば、
ターゲットが60代の場合は大きい文字の方がいいですが、
ターゲットが20代の場合、大きすぎる文字は違和感を感じさせます。
これらの分析を元に、自分のアカウント運営を始めた後も、
決めた方向性をブラさずに運用することが成功の鍵となります。
いかがでしたでしょうか?
- アカウントを成長させるためには最初のコンセプト設計が最も大切
- コンセプト設計は自分で考えるのではなくすでに成功しているアカウントを参考にする
- 目標アカウントの詳細を分析し、その方向性を真似する
一度コンセプトを固めれば、あとは運用するのみです。
ぜひ記事を参考に実践してみてください。