ストーリーズをうまく活用できていますか?
「ストーリーズで何を発信したらいいのかわからない…」
「投稿はしているけどこれでいいのかな?」
とお悩みの方はいませんか?
今回はストーリーズを発信する目的と
SNSビジネスに活用するための方法を解説していきます。
インスタグラムストーリーズとは?
ストーリーズとは、
通常のフィード投稿やリール投稿とは別枠で投稿できる機能で、
スライドショーのように写真やショート動画をシェアできる機能です。
最大で10枚投稿することが可能です。
最近ではストーリーズを活用し、
ユーザーとのタッチポイントを増やすことで
ファンの獲得や販売促進へとつなげる企業なども増えてきました。
現在ではストーリーズを上手に活用することが、
インスタグラム攻略のためには必要不可欠です。

ストーリーズの目的
ストーリーズの1番の大きな目的は「教育」です。
教育とは何か、マーケティングの視点で解説すると、
発信者が望む行動をユーザーにとってもらうために情報を発信すること
です。
発信者が望む行動の例を挙げると、以下のようなことになります。
- 投稿にコメントやいいねなどの反応をしてほしい
- 発信内容を自分の悩みに当てはめて考えてほしい
- 自分の商品の必要性を理解して購入してほしい
このような考え方や行動を促す内容を発信していく必要があります。
そもそも、SNSを行う目的は「認知」と「教育」と言われています。
認知とは、SNS発信によりより多くのユーザーに知ってもらうことです。
この2つができるようになると
SNSを活用したビジネスをより円滑に行うことができます。
SNSの媒体として代表的な6つ(インスタグラム、YouTube、TikTok、X、facebook、スレッズ)を、認知と教育どちらに適しているか分類すると以下のようになります。

認知→TikTok、X、スレッズ
教育→facebook、YouTube
TikTokはアルゴリズムの特性上、
最初の数百人は無作為にリーチするので認知を得られやすい媒体です。
Xとスレッズは、
リツイート機能や引用リツイート機能があり、
これらを使うことでリツイートをしたアカウントのフォロワーに対して
無条件にリーチするため認知に繋がりやすいです。
一方、YouTubeは
長尺動画のため伝えたいことがより正確に詳細に伝わりやすく
教育に適しています。
facebookは、
フォローしている属性が家族や友人など近い関係の人になります。
例えば、「これおすすめだから使ってみて!」と言われたとき、
SNS上だけの繋がりの人より家族や友人の方が使ってみようかなと
思いますよね。
近い関係性だからこその信頼が、行動に繋がりやすくなります。
インスタグラムは認知と教育どちらも担うことができます。
フィード、リールの機能が認知を取りやすく、
ストーリーズ、ハイライト、LIVEの機能が教育に適しているからです。
認知と教育どちらも担うことができるため、
初心者でも導入しやすいというメリットがあります。
例えば、TikTokでバズったとしても見込み顧客を取りにくいです。
しかし、インスタの場合はフィード、リールで認知を獲得しながら
ストーリーズ、ハイライト、LIVEで教育をしてユーザーに望む行動をとってもらうということが可能になります。
教育を取り入れる時のポイント
ストーリーズ発信で教育を取り入れる際は、
以下の2点に注力して取り組む必要があります。
1.発信内容
ストーリーズが、発信者が望む行動をユーザーにとってもらうための発信をする場所と
お伝えしました。
ユーザーが商品やサービスに関心を持ち、
購入に至るまでのプロセスを段階的に導くためには
「6つの教育」が大切になります。
「6つの教育」を順番に行うことで、
顧客の心理的な壁を取り除き、スムーズに購入行動へと
導くことができます。
①目的の教育
ここでの目的とは、あなたの情報発信や商品の販売により、
ユーザーを連れて行こうとしている「理想のゴール」のことです。
理想のゴールを読者に提示し、そこに対して読者に強く憧れてもらい、
ユーザー自身が自発的にその目的を目指して進んでもらうように促します。
②信用の教育
信用の教育とは、
ユーザーの不信感をなくして、信用を得るための教育のことです。
具体的にいうと、
・実績の証明(目に見える証拠)
・価値提供(プレゼント)
・自己開示
が挙げられます。
③問題点の教育
問題の教育とは、
ユーザーの理想を実現する上での障害物を自覚させる教育のことです。
答えを教えるのではなく、問題点を明確にして、
ユーザーが問題点を克服したいという強い欲求を持ってもらうように
関わります。
④手段の教育
手段の教育とは、
問題点を克服するための手段の選び方の教育のことです。
「あなたの理想を手に入れるためにはこの方法が1番」と
学術的根拠や信ぴょう性の高いデータ等を使って、
あなたが提供する手法が最も効果的と教育していきます。
⑤投資の教育
投資の教育とは、
目的を達成するためのお金の使い方の教育のことです。
「いいものには投資すべき」というマインドの方が
メリットが多いことを伝えて、
ユーザーのマインドセットを手伝いましょう。
⑥行動の教育
行動の教育とは、
ユーザーに今すぐ行動を起こしてもらうための教育のことです。
「購入する」という行動に移ってもらわないと、
いつまで経ってもユーザーに変化を与えることはできません。
結果、ビジネスを通してユーザーを救ってあげることはできなくなります。
「行動する人は成功する」ということを伝えて、
得られるメリットやベネフィットも具体的に説明しましょう。
これら6つの教育を、自分の発信内容やアカウントコンセプトに当てはめて
考えていきましょう。
自分なりに言葉に落とし込み、
自分なりの教育項目(6つでなくても◎)を作成し、
それをストーリー発信に繋げていきましょう。

2.デザイン
ストーリーズのを作成するときに、デザインが重要になってきます。
どんなに良い教育ができても、
そもそもストーリーズを見てもらえなければ伝えることができません。
誰が見ても見やすい、多くの人に見てもらいやすいデザインにすることが
大前提です。
そこで、ストーリーズデザインにおいて
抑えるべき3つの要素について解説していきます。
①視線の誘導を取り入れられているか
人は一度に多くのものを見ることはできないため、
順番に見ていくことになります。
人の視線が動く原理を理解して、
そこに合わせてコンテンツを配置することで、
ユーザーの視線の動きをコントロールすることを視線誘導と言います。
視線誘導の1つのパターンとして、Z型があります。
Z型は、アルファベットの“Z”を描くように、
左上→右上→左下→右下の順番で視線が移動するパターンです。

ストリーズの配置もZ型を意識する必要があります。
1番伝えたいこと、見てほしい情報は左上に配置しましょう。
②文章量が適切か
基本的に、人は長い文章を読むことが苦手です。
ストーリーズでも同じで、長文の発信は読み手が疲れてしまいますし、
読むことを諦めてスキップしてしまう可能性も高まります。
しかし、教育の発信はどうしても文章が長くなりがちです。
そのようなときときは、
文章の途中でイラストや表などを入れることがおすすめです。
イラストや表のタイミングで、
読み手は一度休憩ができるので最後まで読みやすくなります。
また、ストーリーズのページごとに
短文ページ→長文ページを繰り返す方法も効果的です。
まず、最初の短文ページで1文、2文だけを表示することで
なんだろう?と注目度が高まります。
そして、期待値が高まった状態で次の長文ページを配置することで、
読んでもらいやすくなります。
この方法で、読み手を疲れさせずに
本当に伝えたいことをストーリーズ内で伝えることができます。
③次の内容との一貫性があるか
ストーリーズは一度に複数枚のページを発信することができますが、
それらに一貫性がないと離脱の原因になってしまいます。
例えば、1枚目で「こんなDMが届きました!」と発信して
2枚目にそのDMが貼り付けられていなかったら、
次のページを期待して見たユーザーにとっては
がっかりする結果となってしまいます。
その日のストーリーズだけではなく、
日々のストーリーズやフィード、リールでの発信においても
一貫性を保つことが重要です。
それによって、
- 発信者がそんな人か
- 何が好きで大切にしているのか
これらが徐々にフォロワーにも伝わり
信頼性が高まったり、教育が伝わりやすくなります。
いかがでしたでしょうか?
ストリーズの発信の目的は「教育」で、
教育を取り入れるときには発信内容とデザインに注力する
必要があります。
ぜひストーリーズを上手に活用して
集客や売上に繋げていきましょう!