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インスタグラムDM戦略的活用法

アカウント運用施策


Instagramを使った発信において、
意外と見落とされがちなのがDMの活用です。


フォロワーと1対1でつながるDMは、信頼関係を深めたり、
サービスへの関心を高めたりする大切なコミュニケーションの場です。


実は、DMをうまく使うだけで、
投稿のリーチやフォロワーの増加にもつながるってご存じでしたか?


今回は、Instagram初心者でもすぐに実践できる「DM活用法」を、
丁寧にわかりやすく解説していきます。

インスタDMとは?


InstagramのDMとは、ダイレクトメッセージの略で、
ユーザーと一対一でメッセージのやりとりができる機能です。


Instagramのアカウントを知っていれば、相手のメールアドレスや電話番号、LINEなどを
知らなくてもメッセージが送れます。


フォローしているかどうかに関わらずメッセージのやりとりは可能ですが、
フォロワー以外のユーザーにDMを送る場合は「リクエスト」という形で
相手ユーザーに通知が届きます。


このリクエストを相手が承認することで、
メッセージの閲覧ややりとりが可能になります。


InstagramのDMは、
フィード画面の右上にある吹き出しボタン、
もしくはアカウントのプロフィール画面にある「メッセージ」から利用できます。


▶︎DMの機能


InstagramのDMでは、以下のような機能が使えます。

  • 写真や動画の送信
  • GIFスタンプの送信
  • 引用返信
  • いいねなどのリアクション
  • グループチャット
  • 投稿やストーリーズのシェア


▶︎コメント機能との違いは?


フィード投稿のコメントでもメッセージのやりとりは可能ですが、
コメントとDMの大きな違いは「他のユーザーに閲覧されるかどうか」

という点です。


フィード投稿へのコメントは誰でも閲覧できますが、
DMでのやりとりは、自分と相手だけが閲覧できる非公開のメッセージとなります。


また、DMには相手がメッセージを読んだことを示す既読マークが付く機能もあり、
これらの点からもInstagramのDMはLINEに近い特徴を持つことが分かります。


多数のユーザーに見られたくないやりとりはDMを活用し、
投稿への感想や多くのユーザーと共有したい内容は
コメント機能を利用すると良いでしょう。

DMのメリット・デメリット


▶︎DMを活用するメリット

1. ユーザーのリアルな反応が得られる貴重な接点


InstagramのDM機能は、
フォロワーやユーザーからの“リアルな声”を直接聞ける窓口です。


市場調査やユーザーリサーチにはデータ収集が必要になりますが、
DMであれば自然にユーザーの悩みや興味を知ることができます。


「悩みがあればDMで教えてください」といった呼びかけをしている場合も多く、
運営者が投稿の方向性を判断するヒントとしても有効です。


マーケティング戦略だけでなく、
日々の発信に直結する情報が手に入るのが大きな魅力です。


2. 運用を続けるほどにDM活用シーンが増える


Instagramを使い続けていると、自然とDMの出番が増えていきます。


キャンペーンの当選連絡、インフルエンサーへの案件連絡、
アンケートの回収など、ビジネスでも活躍する場面が多々あります。


また、DMはFacebookのメッセンジャーに近い機能を持っており、
グループ機能を使って打ち合わせやグループ交流にも応用可能
です。


3. DMは「親密度」を高める重要なサイン


Instagramでは、アルゴリズム上で“親密度(エンゲージメント度合い)”が
重要な指標となっています。


DMでやりとりがあると、「このアカウントは関係が深い」と判断され、
フィードやストーリーズに投稿が表示されやすくなります。


つまり、DMは単なるチャット機能ではなく、「関係構築の証」として
Instagram側にも影響を与える行動のひとつです。


4. フォロワー獲得にも一役買う


DMを通じてユーザーとの距離を縮めることで、
フォローにつながるケースもあります。


具体的には以下のような流れです。

  • DMを通じて親密度が高まる
  • 投稿がタイムラインに表示されやすくなる
  • 投稿に対して「いいね」「コメント」などの反応が増える
  • エンゲージメントが伸びることで、より多くの人に投稿が届く
  • 結果として、新たなフォロワーを獲得する機会が広がる


DM機能を閉じていると、こうした自然な導線を自ら遮ってしまう可能性があります。


▶︎DM活用におけるデメリット


1. 迷惑メッセージのリスクがある


DM機能を開放していると、嬉しいメッセージだけでなく、
心ないコメントや攻撃的なメッセージが届くこともあります。


特に有名人や影響力のあるアカウントでは、
こうした“ネガティブDM”の被害に遭うリスクが高く、
非公開にする理由のひとつとなっています。


SNSでは誹謗中傷が大きな社会問題になることも多く、
最初からDMを非公開に設定しているケースも少なくありません。


2. 対応コストが増える可能性


企業アカウントでは、DMを開放することで大量の問い合わせが届き、
その対応に追われるケースもあります。


そのため、運用体制が整っていない企業では、
リスク回避のためDMを閉じている例も珍しくありません。

DM数を増やすためには?


Instagramで「DMが増えるアカウント」には、
実は共通したポイントがあります。


フォロワーとの距離を縮めるために意識したい4つのポイントを
解説していきます。


① アカウントの軸や専門性を明確にする

フォロワーが「この人に相談しても大丈夫そう」と思えるかどうかは、
アカウントの印象に大きく左右されます。


そのためには、あなたが何について発信しているのかが、
一目で伝わるプロフィール設計
が不可欠です。


まずは、プロフィール文や投稿のトーンを見直し、
「専門性」「世界観」がはっきり伝わっているか確認してみましょう。


情報が曖昧なままだと、DMを送りたい気持ちになっても、
躊躇されてしまうかもしれません。


② DMを歓迎している姿勢を見せる


「DMをしていいのかな…?」と思っているフォロワーは案外多いです。


そんな人たちの背中を押すには、“DMのやりとりが自然に行われている”ことを
アカウント内で見せていくのが効果的です。


たとえば、実際に届いたDMを(相手の情報を伏せたうえで)ストーリーズなどで紹介したり、
「いつでもDMくださいね!」というメッセージを添えたりすると、
ユーザーが安心して連絡しやすくなります。


③ ストーリーで意見を募る・相談を投げかける


ストーリーズで「ちょっと悩んでいて…」というような等身大の相談を
発信すると、共感を呼びやすくなります。


そして、「もしよかったらアドバイスください」と添えることで、
DMを通じたやり取りのきっかけになります。


特に、フォロワーの多くが「私も同じことで悩んでる!」と感じるような
内容であれば、自然と反応が増えやすい傾向にあります。


④ 自分からも積極的にDMしてみる


「DMしていいよ」と言葉で伝えるだけではなく、
自分自身がDMを使ってコミュニケーションを取っていくことも重要です。


たとえば、新しくフォローしてくれた方に感謝のメッセージを送ったり、
共感したストーリーズにコメントを返すのも効果的です。


それによって、「このアカウントでは気軽にDMできるんだな」と
フォロワーに感じてもらえるようになります。

インスタDMの活用術


DMの強みを生かした施策を3つの観点から解説していきます。


①「ジャンル認知」を高めるDMの活用法


まず最初のステップは、「私はこのジャンルの人です」と
Instagramに認識させるためのアクションです。


結論、同ジャンルのアカウントとDMでやり取りをしましょう。


たとえば、あなたが旅行に関する投稿をしているなら、
旅行系のインフルエンサーとDMで交流しましょう。


「同じジャンルの人同士がコミュニケーションを取っている」ことで、
あなたのジャンルをInstagramが検知します。


効果を高めるポイントとして、フォロワー数の多い相手を選びましょう。


たとえば、あなたが旅行ジャンルで発信していて100人程度のフォロワーを持つ人とやり取りしても、その人自身がInstagramにジャンル認知されていない場合が多いため、効果は薄くなってしまいます。


② DMを「返してもらう」ための具体テクニック


「DMを送っても返信が来ない」という悩みはよくあります。


その対策として、相手の立場を理解した“2つのスタンス”があります。


● フォロワー数が近い人へ

この場合は、フレンドリーかつ親しみを込めて「仲良くしてください」という雰囲気でDMを送るのが◎


例:「いつも投稿拝見しています!○○の内容が本当に好きで、一度ご挨拶させていただきたくて…」


Instagramでは、丁寧すぎる文章よりも、
自然体の方が好感を持たれやすいです。


● フォロワー数が大幅に多い人へ


この場合は“ファン”という立ち位置で接することが鍵。


例:「この投稿、めちゃくちゃ参考になって実際に購入しました!
ありがとうございます!」


ここでのポイントは、感謝+行動+結果報告。


これがあると返信率が一気に高まります。


③ 他との差をつける「差別化DM」戦略


どんなに嬉しいDMでも、同じような内容が大量に届いていると
埋もれてしまいます。


差別化のためには、感想+実践結果+具体的な感動
伝えるのがおすすめです。


④ フォロワーへの「露出」を増やすDM施策


次に紹介するのは、DMを通じてフォロワーに自分の投稿を
表示させやすくする方法です。


Instagramの表示アルゴリズムでは、
「関係性の深さ(親密度)」が重要
になります。


DMのやり取りがあると、相手のフィードやストーリーズにあなたの投稿が
表示されやすくなる仕組みのため、DMが露出につながります。


⑤ フォロワーからDMを自然に受け取る仕組み作り


多くのフォロワーは「DMしていいのかな?」と迷っています。


そこで効果的なのが、「このアカウントにはDMを送ってもいい」という
“雰囲気”を作ることです。


● 方法1:届いたDMをストーリーで紹介

「昨日、こんな嬉しいDMをいただきました(※名前・アイコンは伏せる)」
これを見たフォロワーは「DMしていいんだ」と安心します。


● 方法2:DM内容をこちらから指定する

「◯◯の感想があればDMください!」
といった一言を添えるだけで、ハードルがぐっと下がります。


● 方法3:プロフィール文にも「DM歓迎」と記載

例:「DMでお悩み相談受付中📩」
これだけでもDM数は大きく変わります。


⑥ DMを「自然と増やす」ためのトリガーを用意する


たとえば、

  • 「インスタライブの感想をくれた方に特典配布します」
  • 「この投稿の感想をDMでくれたら、限定コンテンツをお送りします」


このような“DMを促す導線”を設けることで、自然に交流が活発になります。


⑦ アカウント評価を爆上げする「DM施策」


Instagramの内部評価は、DM数の急上昇でも高まります。


そのため、一時的にDMを集中させる「DM企画」が非常に効果的です。


例:

  • 「バレンタイン企画:DMくれた方に恋愛LINEテンプレート配布」
  • 「お年玉企画:DMでインスタバズアイデア100選プレゼント」


⑧ 配布は「動画 or 音声」がベスト


Instagramのユーザーは「ながら視聴」が多いため、
画像よりも音声入りの動画が効果的
です。


声のトーンや話し方から人柄も伝わるため、
フォロワーとの信頼構築にもつながります。


⑨ プレゼント配布には「理由づけ」が必須


急に特典を配布しても、「なぜ今?」という違和感を持たれます。


そこで活用したいのが次の3つの理由づけです。


イベントに乗せる:バレンタイン/七夕/お年玉 etc
●  達成記念:フォロワー1,000人突破/100投稿達成
●  質問多数対応:「この件の質問が多かったので配布します」


⑩ 遊び心あるDM企画でバズを起こす

  • 「3日間限定で性格診断します」
  • 「DMで送ってくれた方を“親しい友達”に追加します」


この「親しい友達機能」は特に強力で、限定感を演出できます。



いかがだったでしょうか?

DMは「押し売り」ではなく「信頼を築くための手段」です。


誰かのストーリーに反応したり、感謝を伝えるDMを送ることも、
立派な交流です。


初心者の方こそ、テクニックよりも「相手を思いやる姿勢」を忘れず、
ぜひ一つずつ試してみてください。

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