「フォロワーは増えているのに売上は上がらない…」
とお悩みの方はいませんか?
売上につなげるためには
フォロワーではなくファンを作ることが大切です。
ファンは商品の価格に左右されず、
あなた自身やあなたの紹介するものに対して興味や愛情を持ち、
購入してくれる存在です。
それだけではなく、
アカウントや商品に成長につながるような感想や意見を
提供してくれることもあります。
今回は、ファンを作るためのアカウント作りや
心理テクニックを使ったファン化のポイントを
解説していきます。
インスタグラムにおけるファン化の重要性
「パレートの法則」をご存知ですか?
パレートの法則は「80:20の法則」とも呼ばれており、
売上の8割を支えているのは上位2割のファンである
といった法則です。
つまり、一般顧客に継続的なアプローチを図りながら
優良客(ファン)に育成することで
売上アップを狙うことがマーケティングにおいて重要です。
では、
インスタグラムにおいてファンが多いと
どんなメリットがあるでしょうか。
- 投稿を多くの人に見てもらえる
- アカウントを応援してくれる人が増える
- 商品を購入してくれる人が増えて売上が上がる
- アカウントが伸びやすい
などが想像できると思います。
加えて、このようなことが起こる理由も
理解しておく必要があります。
ファンの多いアカウントはエンゲージメント率などが高く、
アカウントとしての評価が高くなります。
評価の高いアカウントはインスタグラムにレコメンドされやすく、
バズりやすい状態になります。
つまり、
ファンが多い=バズりやすい
ということです。
マーケティングの視点からも、
インスタグラムのアルゴリズムの視点からも、
ただのフォロワーではなくファンを作ることが重要になってきます。

アカウント設定と投稿作成
先ほど、
「フォロワーではなくファンを作ることが重要」と
お話ししましたが、
そもそもフォロワーが0人ではファンも作ることができません。
まずは、一定数フォロワーを獲得する必要があります。
フォロワーを増やすための
一般的なアカウント設定や投稿方法について、
理解し実践していきましょう。
①アカウント設計を綿密に行う
インスタでファンを作るためには、
アカウント設計を綿密に行う必要があります。
アカウント設計がされていないと、
発信内容にバラつきが出やすく、
ファンの獲得につながりません。
アカウント設計では下記について考えましょう。
- 誰に向けて発信するのか
- ユーザーが求めている情報はなにか
- ユーザーはどのようなデザインを好んでいるか
上記を設定することで、
デザインや投稿内容がバラつくことが少なくなります。
投稿内容のバラつきを減らし、
ユーザーのニーズに応えるコンテンツを提供するのが、
インスタでファンを獲得する鍵です。
②投稿頻度や投稿する時間帯を決める
投稿頻度や投稿する時間帯を決めるのも、
インスタでファンを作る方法の1つです。
ユーザーが活発なタイミングを狙って発信することで、
ユーザーのインプレッション増加が見込まれます。
結果として「いいね」や「コメント」などのエンゲージメントが促され、
インスタグラムのアルゴリズムからも評価されやすくなるでしょう。
高評価を受けた投稿はおすすめに表示されやすくなり、
同じ興味を持つ新しいフォロワーを呼び込むことができます。
投稿時間の一般的な目安は下記の通りですが、
業態やターゲットによって調整することをおすすめします。
- 朝の通勤時間帯である平日の7~8時
- お昼休憩の12時
- ゴールデンタイムの20~22時
③UGCを活用する
UGC(User Generated Contents)とは、
インスタグラムにおいては
ユーザーによって作成された投稿やリールのことを指します。
ファンの投稿を自身のアカウントで紹介することで、
商品の実用性やユーザーの生の声を伝えられます。
加えて、
「自分の投稿もシェアしてほしい」というユーザーの動機付けにも
つながり、UGCが拡大します。
商品を身近に感じてもらいやすくなるUGCの活用は、
ファンの獲得に効果的です。
④ストーリーズやリールなども活用する
インスタでファンを作るために、
ストーリーズやリールも活用しましょう。
ストーリーズの質問ボックスやアンケートを活用すれば、
ユーザーからの直接的なフィードバックを収集し、
商品開発や改善に役立てられます。
また、
顧客とのオープンな交流は、
新規顧客の参加を促し、アカウントへの親近感も高まります。
ストーリーズは24時間で消えてしまうため、
見逃した方も見られるようハイライトにまとめておくのがおすすめです。
視覚的にユーザーに届けたい情報は、
リール動画の活用も有用です。
商品の特徴や使用方法をわかりやすく伝えることができます。
⑤ユーザーとコミュニケーションをとって交流を深める
インスタでは、
以下のような方法でユーザーとコミュニケーションがとれます。
- コメントやDMに返信する
- インスタライブを実施する
- ストーリーズで質問ボックスやアンケートをとる
双方向のコミュニケーションを積極的に行うことで、
フォロワーとの関係性を深めましょう。
例えば、
商品に関する質問には詳細な情報を提供したり、
ユーザーの感想や提案には感謝の気持ちを丁寧に伝えましょう。
ユーザーのコメントやDMに迅速に返信をすることで、
信頼に繋がります。
⑥投稿の分析をする
投稿の分析をする際は、下記の指標を確認しましょう。
- エンゲージメント・・・いいねやコメント、保存数など投稿に対する反応のこと。エンゲージメント率が高いほどアルゴリズムから良い評価を得られる。
- インプレッション数・・・投稿を見た人の数。投稿がどれだけの数表示されたかを把握できる。
- クリック数・・・アカウントのプロフィールにあるURLのクリック数。フォロワー数を伸ばす場合は重要。
- 保存数・・・投稿が保存された数。ユーザーの興味関心が高い投稿は保存されやすい。
ファンを増やすためには、
エンゲージメントやインプレッション数などを
分析するのが重要です。
反応の良い投稿の特徴を理解することで、
ターゲットに合った内容を提供しやすくなります。

ファン化のテクニック
ここからは、心理テクニックを使ったファン作りのポイントについて
解説していきます。
人がファンになる時の心理として、下記の5つが挙げられます。

この5つを獲得したときに濃いファンになります。
どのようにしたら、
これら5つの心理を獲得できるのでしょうか。
①憧れ
憧れとは、
「この人みたいになりたい」という気持ちを引き出していくことです。
そのためには、
実績・権威性を示すことが効果的です。
例えば、
「インスタグラムを5ヶ月で10万人まで伸ばした」
「リール50万回再生実績あり」
というようなものです。
実績が一番わかりやすく憧れを引き立てられます。
また、
インスタグラム上では
視覚的に憧れを引き出すことも大切です。
ビジュアルがきれい、
スタイルが良い、
身につけるもののセンスがいいなども
憧れの要素になりやすいです。
権威性となる数字や、
具体的な動画・画像があると憧れに繋がります。
②親近感
親近感とは、
「インスタではすごい人なのに、こんなに親しみやすいんだ」
という気持ちを引き出していくことです。
インスタ上で普段見せている姿とのギャップがあると
親近感を持ってもらいやすいです。
例えば、
インスタグラムでは丁寧な生活を発信しているけど、
たまにはジャンクフードを食べる様子を上げるなど、
意外と自分に近い人であると思ってもらうことが鍵になります。
③好意
好意とは、
「もっと知りたい」「仲良くなりたい」と思っている段階です。
インスタグラムで言うと、
過去の投稿を含めて閲覧してくれる、
ストーリーを見て反応してくれる
というような行動を取る段階です。
好意を持ってもらうためのアプローチとして、
単純接触効果が有効になります。
単純接触効果とは、
元々興味のなかったとしても繰り返し接触することで、
特定の人物や物事に好意を抱きやすいと言う心理的現象のことです。
フォロワーと積極的にコミュニケーションをとっているところを見せる、
フォロワーに感謝や好意を伝えるなどは、
好意を持たれやすい行動です。
④愛着
愛着は、
相手に対してかなり心が惹かれている段階です。
愛着を持ってもらうためには、
なぜ発信活動をしているのか、商品がなぜ生み出されたのか、
といったストーリーや理由を見せることが重要です。
今に至るまでの過程や思いを開示することで、
人間性を感じられ愛着に繋がります。
⑤信頼
信頼は、
発信していることを信じてもらうという段階になります。
情報に嘘はないか、
誠実にフォロワーと関わっているかが
重要視されます。
信頼につながる行動としては、
例えば以下のようなことが挙げられます。
- 商品を詳しく説明する
- 値段を誠実に説明する
- 購入方法などの不明点があるフォロワーを助ける
このような行動をとり、
フォロワーと関わり続けることで
徐々に信頼が形成されていきます。
このような感情は、
偶然引き出されるものではなく、
毎日の積み重ねで結果として作り出されます。
フォロワーに対して戦略的にアプローチし、
ファンを増やしていきましょう。
いかがでしたでしょうか?
インスタグラムでファンを作るためには、
まず、綿密なアカウント設計や投稿頻度の設定、数値分析などを
継続して行う必要があります。
その上で、心理テクニックを使いながら
日々フォロワーと関わっていくことが大切です。
ファンを増やし、
知名度や売上を向上させていきましょう。