ローンチとは何か知っていますか?
SNSを使って収益化をしたいと考えている方は
ぜひ知っておいていただきたいマーケティング知識です。
長期的に安定した売上を手に入れたいなら、
エバーグリーンローンチによる商品販売がおすすめです。
今回は、主にエバーグリーンローンチについて
詳しく解説していきます。
エバーグリーンローンチとは
エバーグリーンローンチは、
プロダクトローンチの販売の仕組みを自動化したものです。
「エバーグリーン」は「常緑樹」という意味の言葉で、
そこから派生して「不朽」「いつまでも価値を失わない」
という意味でも使われます。
エバーグリーンローンチは
「長期的に効果を発揮し続ける自動販売の仕組み」であることから、
「エバーグリーン」という言葉が使われています。
小さな売上からスタートし、
積み重ねていくうちにレベルアップしていくのが
エバーグリーンローンチの特徴です。
ただし、自動化の仕組みを構築するまでは
入念な準備を重ねて打ち出すことが大切です。

プロダクトローンチとの違い
プロダクトローンチとは、
定期的に一斉配信のメルマガやLINE送信により有益な情報を与え、
少しづつ信頼関係を築き上げ、
見込み客の購買意欲を高めて商品を購入してもらう方法です。
一度にたくさんの高額商品を販売したい場合は、
プロダクトローンチが効果的です。
ただ、一過性の売上は見込めますが、
その都度プロモーションを作成しなければなりません。
常に手を動かし続ける状態になるため、手間と時間がかかります。

◯ビジネスモデル、売上高、実施頻度についての違い
プロダクトローンチは、
単発的な収益が得られるフロー型ビジネスです。
1回の実施で大きな売上をあげることができます。
ですがその反面、準備や実施が大きな負担となるので
実施できる回数は、一般的には1年間で1回~数回程度です。
一方、エバーグリーンローンチは、
継続的な収益が得られるストック型ビジネスです。
短期的な売上はプロダクトローンチよりも少ないですが、
そのかわりに、1年中実施し続けることができます。
そのため、広告などを使ってアクセスを流すことで、
自動的かつ継続的に、見込み客リストを増やしながら
売上を上げ続けることができます。
◯売上予測についての違い
プロダクトローンチの場合は、
1年間に1回~数回ほどしか実施できないので、
得られるデータやサンプル数(事例数)は少ないです。
売上の予測も難しいため、
もしプロダクトローンチがうまくいかなかった場合のことを考えると
大きなリスクや不安を抱えることになります。
一方、エバーグリーンローンチの場合は、
ひとつの販売プロセスが継続的に実施され続けます。
そのため、得られるデータに一貫性があり、
得られるデータやサンプル(事例)の量も多いので、
売上予測が立てやすいです。
◯ABテストによる改善についての違い
プロダクトローンチの場合は、
1年間に1回~数回しか実施できないので、
ABテストなどを行って改善しようとしても、
その改善の効果が分かるのは数ヶ月後~1年後になります。
一方、エバーグリーンローンチの場合は、
ABテストなどを行って改善していく際に改善の効果がすぐに分かるので、
すばやく改善をくり返して成果を高めていくことができます。

エバーグリーンローンチのメリット
1.手間とコストがあまりかからない
SNS広告を利用すると広告費もリーズナブルです。
また、商品販売を自動化すると永続的に売上が発生するため、
ほとんど手間なく収益を得られます。
もちろん微細な設定などは必要ですが、
常にプロモーションを作成に時間を割く必要がないため、
今まで手をかけていた時間を他に当てられるでしょう。
エバーグリーンローンチは、
オンライン上で効率よく商品を販売したい方におすすめです。
2.利益率が高い
エバーグリーンローンチは利益率が高いマーケティング手法です。
販売した商品は、一度売れると毎回売れる確率が高まります。
つまり、常にキャッシュを発生させながら集客ができます。
それがエバーグリーンローンチの特徴であり自動化のメリットです。
3.効果測定とテストがしやすい
通常1~4週間のプロモーションを行う際、
ほとんどの場合はぶっつけ本番です。
忙しいプロモーション期間中は
なかなかテストをして効果を図ることもできません。
エバーグリーンローンチは
効果測定がしやすいため素早く改善を行うことができます。
エバーグリーンローンチのデメリット
1.短期的な売上を見込めない
エバーグリーンローンチは長期に及ぶ販売方法です。
とくに初期段階では、仕組みを構築するために時間がかかります。
商品販売の自動化がはじまるのは、準備を整え仕組みができた後です。
2.流行・季節性がある商品は向いていない
エバーグリーンローンチでは、
流行や季節性がある商品の販売効果が期待できません。
その販売効果は、年中無休で働き続けてもらう仕組みの上で成り立ちます。
商品が常に売れる仕組みを作るためには、
年間を通じて購入される商品の選定が前提です。
エバーグリーンローンチの方法
1.販売する商品をセレクトする
まずは、どのような自社の商品やサービスを売りたいのか考え、
1年を通して需要がある商品をセレクトしましょう。
エバーグリーンローンチによる販売が向いている商品は、
大きく分けて以下の2種類です。
- 買い切り型の商品
- 継続型の商品
長期的に販売が見込める商品を選定することが大切です。
購入者のベネフィットを意識し、
次につなげられる商品をセレクトしましょう。
2.集客媒体を準備する
ソーシャルメディアで集客するときのポイントは、
ソーシャルメディアからあなたのファネルに直接リンクを貼ることです。
ファネルの入り口へのリンクなので、
オプトインページのURLを貼るようにしてください。
理由は顧客の興味関心によって、
それに合った最適なファネルに誘導したいからです。
例えば、インスタグラムで集客する際は、
以下の各機能からリンク先に飛ぶ導線を作ることが可能です。
- フィード
- ストーリー
- リール
- ハイライト
- プロフィール
3.Web上に販売ページを作成
顧客に響くセールスレターを作成しましょう。
商品紹介だけでなく、特典や保証などの内容も盛り込みます。
仮に簡単な商品紹介のページに購入ボタンを設置しても、
購入をためらう顧客はいるはずです。
商品の説明を充実させ、
メルマガ配信やウェビナーの視聴だけでは購入を決断できない
顧客の背中を押す内容にしましょう。
4.ウェビナーの中身を作成
ウェビナーは動画のことです。
ウェビナーの内容を作成するには、型を使用するのがおすすめです。
以下の3つのセクションに沿って型に当てはめながら内容を固めましょう。
- 顧客を引き込む
- 有益情報と商品紹介
- 顧客に訴求
①顧客を引き込む
視聴したウェビナーの特典や購入前と購入後の変化を伝えます。
ウェビナー主催者がどのような人間なのかを伝え信頼感を与えると
成約率が向上します。
②有益情報と商品紹介
顧客が「ためになった」と感じる情報を提供し、商品の説明を行います。
金銭的価値やこれまで購入した人のレビューを伝えましょう。
③ 顧客に訴求
顧客が商品を購入後、どのような未来を手に入れられるかを提示し、
商品の価格を伝えます。
購入する理由をつけ、顧客の背中を押すセクションです。
5.ウェビナーのオプトインページを作成
オプトインページとはウェビナーの視聴、
LINEやメルマガの登録してもらうことを目的とする、
縦に長い1枚のWebページです。
ランディングページ(LP)やリスティング広告をイメージすると
わかりやすいです。
オプトインページではメルマガやウェビナーで知りえる有益情報に触れ、
ウェビナーの場合は初来訪者が参加しやすいページを作成しましょう。
6.ステップメールを作成する
ステップメールは自社がもつ顧客リストだけを使用して配信します。
見込み客のニーズに合わせ有益な情報を与えましょう。
連続的なコミュニケーションを取り、信頼関係を築くことが目的です。
メルマガ配信を通じて顧客に促す内容は以下のとおりです。
- 有益情報
- ウェビナーを視聴・リプレイ
- 商品の紹介
ステップメールでは、有益な情報とともに特典をつけるのもおすすめです。
ウェビナー開催前、開催当日、終了後にも
それぞれ配信する内容を作成しておきましょう。
7.トラフィックを収集する
エバーグリーンローンチに欠かせないのがWeb広告です。
トラフィック(販売ページへのアクセス)を集め
購入者リストを入手します。
エバーグリーンローンチには以下のようなSNS広告がおすすめです。
- Facebook広告
- YouTube広告
- Twitter広告
広告費はかかりますが、
自社の商品を知ってもらうために必要な初期投資です。
時間とコストをかけて収集した顧客リストは、売上に直結します。
オプトインページまでたどり着き、メールアドレスを登録してくれた顧客はリピートして購入する可能性が高いでしょう。

エバーグリーンローンチで重要なこと
エバーグリーンローンチは、
効果測定やテストがしやすいことが
メリットの一つであるとお話ししたと思います。
このメリットを十分に活用していくことが
エバーグリーンローンチにおいて重要になります。
具体的にどのようなことか解説していきます。
例えば、インスタグラムで集客しLINE登録してもらう場合、
インプレッション→プロフアクセス→リンククリック→LINE登録
という流れになります。
これらの各項目の数や率を高めるための施策立案を行い、
より良い仕組み作りに努めることで効果的な運用になります。
施策を立てる際は、SNSでのリサーチが有効です。
インスタグラム、X、TikTokで
「インスタ インプ 施策」
「インスタ 施策 選」
などと検索するとまとめ投稿が見つかるはずです。
リサーチの際のワードの豊富さや適正度を上げることで、
多くの情報の中から必要な情報に辿り着くことができます。
そのため、リサーチ力を高めることも、
エバーグリーンローンチを成功させるために必要な能力になります。
いかがでしたでしょうか?
エバーグリーンローンチは
一度仕組みづくりをすれば自動的に収益が発生する
効率的な方法です。
効果測定がしやすく素早くPDCAサイクルを回すことができるため、
より売上を高めることができます。
ぜひ記事を参考に
エバーグリーンローンチを実行してみましょう。