インスタグラムの変化についてご存知ですか?
2024年インスタグラムは大きな変化がありました。
この変化を知って運用している人と知らない人では、
大きな差が出ます。
今回は、2024年にインスタが変わった10個のポイントについて
解説していきます。
1.フォロワーが多い人ほど伸びない
今のインスタグラムは、フォロワーが多いほど伸びず、
フォロワーが少ないほど伸びる傾向があります。
昔のインスタグラムは、
フォロワー数が多ければアカウントパワーが強く、
今までの運用経験があるため、
再生数やリーチ数がある程度安定していました。
これが今は逆転しています。
今のインスタグラムが大事にしていることは、
フォロワーからのエンゲージメント率です。
つまり、フォロワー閲覧率のことです。
フォロワー閲覧率とは、
フォロワー数に対して投稿を見ている人がどのくらいいるのかの割合
のことで、この数字がかなり大切になってきます。
例えば、
フォロワー10万人のアカウントはそれだけ運用期間が長くなります。
長期間運用していると、
10万人のフォロワーのうち3〜4万人程度は
見ていない可能性が高いです。
一方で、
フォロワー1000人のアカウントは運用期間が短いので、
フォロワーの多くが最近フォローした人ということになります。
フォロワーは少ないですが、
フォロワー閲覧率が高くなるという仕組みになります。
したがって、
2024年はフォロワーが多いアカウントほど伸びなくなり、
アカウントを新しくする長期運用者も多く見られました。
運用を頑張っているのになかなか伸びないという方もいると思いますが、
今のインスタグラムの仕組みでは、
急に伸びる可能性もあり、しっかりと勉強して投稿を作れば
必ず伸びていくと言えます。
また、2024年にトライアルという新機能が追加されました。
これは、リール動画のみに使用可能で、
フォロワー以外に露出をする機能です。
そもそも投稿の露出の仕組みは、このようになっていました。
①投稿をする
②フォロワーからの反応をインスタグラムが見る
③反応が良ければ外部に露出される
前提として、フォロワーからの閲覧率が高くないと伸びませんでした。
トライアルの機能を使うことで、
・運用歴が長すぎてフォロワーがある程度いても幽霊部員状態
・相互フォローや購入してフォロワーが増えたが反応されない
このようなアカウントでも、
最初から投稿をフォロワー外に露出できるので、
伸びる可能性があるということです。
アカウントやフォロワーが機能していないという方は、
使ってみる価値がある機能です。
トライアルの設定方法は以下の通りです。
①プロフィールの画面から、
右上の(+)ボタンをタップしてリールを作成する
②投稿する前にトライアルをオンにする
これだけで、フォロワーに露出せず、外部に露出する設定になります。
2.50〜60代の台頭
今までは20〜30代がメインでインスタグラムを使用してきましたが、
2024年からは50〜60代にSNSが浸透してきました。
金融系、ビジネス系、レシピ系、ダイエット系など様々なジャンルで、
50〜60代向けのコンセプトが伸びてきています。
ここ1年で50代からのボリュームが一気に増えたので、
競合が少なく狙い目のジャンルになります。
3.男性から女性にアプローチが可能
今までは、
女性発信者の場合は女性に対してのみ発信する傾向がありました。
例えば、
女性がダイエットについて発信すれば女性しか見ない、
男性が筋トレについて発信すれば男性しか見ない
というように同性にしかアプローチすることができませんでした。
これが、2024年から性別を通り越したアプローチが可能になりました。
アプローチ方法としては、
男性発信者でターゲットが40代ママさんの場合、
40代ママがわかるようなワードなどを投稿に入れます。
・「腰痛」「二の腕のたるみ」など40代ママが気になるワードを入れる
・40代女性の写真を使う
このようにすれば、
男性は反応せず、女性だけから反応を得ることができます。
今までは、このようなアプローチは伸びなかったのですが、
最近は新しい市場として開拓されています。

4.投稿の枚数と時間が増えてきている
今までは、リール動画の尺が最大1分30秒だったのが、
今は最大3分に変更されています。
フィード投稿の枚数も今までは最大10枚だったのが、
今は最大15〜20枚になっています。
今までのインスタグラムは、
色々な発信者の投稿を見て楽しむ人が多かったですが、
今のインスタグラムは一定の発信者から情報を得る時代へと
移行してきています。
そのため、見る人にとっては、
リール動画も長尺の方が嬉しいし、
フィード投稿も枚数が多い方が嬉しいのです。
ただ、全員が長尺にすればいいということではありません。
動画の長さに関しては、向き不向きがあるので、
自分の表現しやすさ、反応の良さを考慮して
適切な動画尺で投稿することが大切です。
5.一斉チャンネル機能が追加
普通DMは1人1人に送るものですが、
一斉チャンネル機能を使うと
同じDMを何人にも同時に送ることが可能になります。
使用するための条件は、
クリエイターアカウントになっていることと
インスタグラム側の判断で決まります。
どのアカウントに付与されるかは明かされていません。
一斉チャンネル機能を使えるかの確認方法は、
①プロフィール画面から右上の(+)ボタンをタップする
②チャンネルをタップする
→チャンネルを作成可能であれば、チャンネルに登録しているアカウントに一斉送信ができる
チャンネル機能の使い方としては、
・LIVEの告知
・企画の告知
・コラムのような発信
などがあり、これらを通してファン化をしていくことが重要です。
一斉配信で毎日配信してフォロワーにGiveを積み重ねていくことで、
商品の販売や企画の参加などにつながります。
フォロワーが喜ぶことを普段から継続する=価値提供するために、
一斉チャンネル機能はとても有効なので、
ぜひ活用することをおすすめします。
6.ストーリーズやライブの時代に
今のインスタグラムの傾向として、
フォロワーの密度が重要です。
色々な人の投稿を見たいというわけではなく、
1人と濃く関わりたい、1人と色々なことをしていきたいと思う人が
増えてきています。
つまり、投稿者の内面が見えないフィードやリールよりも
投稿者の日常や本性が見えるストーリーズやライブを好む人の割合が
多くなってきているということです。
ストーリーズやライブの評価が上がっており、
これらを使える人はかなり強い時代になっています。

7.トピックの追加
トピックの追加とは、
投稿を誰に表示するのか自分で選択可能な機能です。
今までは、
ダイエット系の発信を続けることで興味のある人に露出される仕組みで
、インスタグラム側にジャンルを教えるまでに
かなり時間がかかっていました。
さらに、ダイエット以外の投稿をしてしまったら、
全てがぶれてしまいアカウントが戻らなくなることがありました。
トピックの追加は、
自分からインスタグラムにジャンルを教えることができる機能になります。
ジャンル認知がブレている人や不安な人は、
この機能を使うだけでジャンル認知が一気に早まります。
設定方法は、
①プロフィール画面から右上の(+)ボタンをタップする
※リールのみの設定
②リールをタップする
③トピックの追加が表示されるので、トピックを3つ選択する
ここでは投稿を露出させたいユーザーに近いトピックを選択しましょう。
8.広告収益が始まった
今までも広告収益自体はありましたが、
2024年になり急激に対象者が増えています。
今後も広告収益の対象者が増えることが予想されます。
また、インスタグラムのアルゴリズムの変更によって、
より初心者が伸びやすくなる仕組みになるという告知がされました。
今後、実装に向けての動きが始まることが予想されます。
9.コピーコンテンツの削除
インスタグラム側は、
2024年にオリジナルコンテンツを優遇していくことを発表しています。
そのため、似た投稿がどんどん消されるようになります。
リポスト系アカウント(まとめ系)にも厳しくなってきているので、
今からやらないようにしましょう。
リライト系アカウント(過去に伸びた投稿をもう一度使用すること)も
全く同じ投稿だとコピーコンテンツと判断されてしまいます。
リライトする際は、内容は同じでもデザインを変えた方が良いです。
10.今後のインスタ
今後のインスタグラムは、
AI機能が追加されていくことが予想されます。
・検索AI
今まではアカウントを探すのが大変だったが、
AIを使うことでより検索しやすくなります。
・画像生成AI
サムネイルなど投稿のアイデアに使えるAIが
今後出てくると予想されます。
・DMの自動返信
DMがたくさん来るが返せなかったという人は、
ぜひ活用してほしい機能です。
いかがだったでしょうか?
- 広告収益が小さいアカウントでもできるようになった
- 初心者が優遇されるアルゴリズムに変わった
- AI機能をはじめ、色々な機能の追加
これらにより、
初心者でも攻略しやすい、伸ばしやすいSNSに変わってきています。
今からインスタグラムを始めようと思っている方は、
絶好のチャンスです。
記事を参考に、傾向と対策を身につけて、
インスタグラムを運用していきましょう。