インスタライブは
簡単にライブ配信することができる反面、
「やってみたいけど失敗したら怖い」と不安な方や、
「普通のフィード投稿などとは違うから難しそう」
と思う方もいらっしゃると思います。
今回は、インスタライブを効果的に使う方法について
初心者の方でも理解できるよう解説していきます。
インスタライブとは?
インスタライブとは、
インスタグラムでライブ配信ができる機能のことです。
特別な機材を用意しなくても
スマートフォンのカメラがあれば配信が可能で、
気軽にユーザーとコミュニケーションをとることができます。
インスタライブでは、配信者が配信を行っている間、
ユーザーはリアルタイムでいいねやコメント、
質問、シェアすることが可能です。
エンゲージメントを高めるアクションが盛んに行われるため、
インスタグラムからの評価も上がります。

インスタライブのメリット3つ
①ユーザーとの親密度を高められる
インスタライブでは、
リアルタイムでユーザーとコミュニケーションをとることができるため、
親密度が高まります。
親密度とは「アカウント同士のつながり」を指します。
Instagramのアルゴリズムによると、
親密度が高まることで、
投稿が優先的に表示される可能性が高まります。
フィードの上位に表示されたり、
発見タブやリールに投稿が表示されやすくなるため、
より多くのユーザーにリーチできるようになります。
②ユーザーの購買意欲を高められる
自社の商品やサービスについて
直接ユーザーに宣伝することができます。
相互にコミュニケーションが実施できるインスタライブで、
自社の商品について消費者からの質問を交えながら回答することは、
購買行動を後押しする効果があります。
現在はネット通販が当たり前になっていますが、
やはり実物を見なければ不安というユーザーや、
失敗したくないからネット通販は躊躇してしまうユーザーも多いです。
画像だけでは伝えられる情報が限られてしまいますが、
インスタライブで実際に使用している様子を
映像で見せながら紹介することで、
画像の何倍もの情報を伝えることができます。
モチベーションが高いユーザーに、
より響く方法で宣伝することで
購入率アップが期待できます。
③アカウントへの滞在時間を高めることができる
インスタライブを実施することで、
視聴したユーザーのアカウントに対しての滞在時間を
高めることができます。
滞在時間を高めた方がいい理由は、
滞在時間の長さに比例してアカウントへの親密度が向上するからです。
発見欄へレコメンドされリーチ数を増加させるために、
インスタライブで滞在時間を高め、
親密度を高める必要があります。

成功のポイント7つ
①事前告知は忘れずに行う
インスタライブを実施する際は
事前に告知をしておくことで
ユーザー側も日程調整ができるため、
より多くのユーザーに視聴してもらえます。
「インスタライブまであと○日!」と
カウントダウンスタンプで知らせることも
ユーザーのモチベーションアップに効果的です。
配信中に回答してほしい質問を募集することで
前もって回答を準備しておくことができるため、
当日のインスタライブがスムーズに進み、
回答を聞くために視聴してくれるユーザーも増えます。
②途中参加もユーザーにも配慮
多くのユーザーは配信中に視聴を開始します。
途中参加のユーザーは、
配信の話題がわかりません。
そのため、随時会話の内容を伝え直したり、
コメントに現在の話題を残し、ピンで固定するなど、
わかりやすさを重視しましょう。
③双方向のコミュニケーションをとる
インスタライブでは
ユーザーとの双方向のコミュニケーションが重要です。
伝えたい内容だけを一方的に話すだけの配信は
インスタライブの良さを活かせていないため、
効果は期待できません。
ユーザーからの質問やコメントには真摯に答え、
配信者が質問したいことがあれば投げかけて、
ユーザーからコメントが返ってくる。
この双方向のコミュニケーションが
インスタライブの基本となります。
その中で、
よくある質問は固定してしっかり回答の時間をとったり、
嬉しいコメントは共有して感謝の気持ちを伝えたりすることで、
ユーザーからの印象がグッと上がります。
④ユーザーがアクティブな時間帯に配信する
インスタライブを実施する際は、
ユーザーがアクティブな時間帯に配信しましょう。
App Ape社の調査によると、投稿を見られやすいのは以下の時間です。
- 平日朝の7〜8時台
- 昼間の12〜13時台
- 夜間の20〜22時台
また、時間帯を統一することで
インスタライブの認知を獲得しやすくなります。
その結果、いつもインスタライブに参加してくれる
常連のフォロワー増加も期待できます。
⑤アーカイブしてシェアする
リアルタイムで配信を見られなかったユーザーにも
動画を届けられるように、
インスタライブはアーカイブして様々な配信面でシェアしましょう。
内容がユーザーの興味をひくものであれば、
次回のインスタライブへの参加意欲を高めることができます。
⑥効果測定を行う
インスタライブを配信した後は、
結果を確認するために効果測定を行いましょう。
インスタグラムには、
アカウントの投稿に関する様々なデータを確認できる
インサイトという機能があります。
リーチ数やインプレッション数、
いいねやコメント数、
ユーザーの属性やプロフィールへのアクセス数など
あらゆる数値を把握することができます。
インスタライブの目的に沿って立てたKPIの達成度を確認・分析し、
開催する曜日や時間、企画の進め方、告知方法などを
少しずつ調整していきながら、最善のやり方を見つけましょう。
※KPI・・・中間目標を意味し、ゴールに向かうプロセスの目標数値もこと。
⑦心理学を使って盛り上げる
「インスタライブを実施してもなかなかコメントが来ない」と
お悩みの方も多いのではないでしょうか?
そこで有効なのが心理学の応用です。
「○○さん、ご参加いただきありがとうございます!」と
名指しで感謝を伝えてみましょう。
そうすれば「自分のことを認知してくれた!」と参加者は感じ、
コメントのモチベーションをあげることができます。
何かしてもらったら自分もお返ししたいと感じる
返報性の法則と呼ばれる心理学を応用しています。
参考にできる企業アカウント
DELISH KITCHEN(デリッシュキッチン)

料理のレシピを紹介するサービス、デリッシュキッチンのアカウントです。
こちらは、実際に料理をしている様子を、
インスタライブで配信しています。
フィード投稿だと、料理の合間にどのような作業が行われているのか、
なかなかわからないユーザーも多いようです。
それを60分という長い時間を使って、
手を動かしながら配信することで、
ユーザーのためになる動画を撮影することができています。
リアルタイムで食材に関する質問もできるため、
非常に参考になるインスタライブです。
.st(ドットエスティー)

店舗などから「自社アカウントによるライブ配信」を
定期的に実施しています。
人気のスタッフがスタイリングを紹介することが多く、
複数ブランド・複数スタッフで実施する場合は、
名前や身長などを記載したフリップなどを活用して
効果的に行っています。
いかがでしたか?
今回はインスタライブを効果的に行う方法を
解説していきました。
インスタライブはユーザーとリアルタイムで
コミュニケーションをとることができる有効な手法です。
また、質問やコメントにすぐに回答してその場で疑問を解消できるため、
ユーザーからのイメージアップや信頼関係の構築につながります。
インスタライブを通して
フィードやストーリーズでは伝えきれない魅力を伝え、
コンバージョンを獲得していきましょう!