SNS運用代行の案件獲得|未経験から最初の1件を取るまでの手順

案件獲得・副業戦略

この記事の結論

未経験から SNS運用代行 の案件を取るまでにやることは、大きく4段階に分かれます。①請け負う範囲を決める → ②実績がない状態で見せられる材料をつくる → ③案件のある場所へ行く → ④提案する、の順番です。

多くの人が止まるのは③と④ではなく、①です。「SNS運用できます」という状態のままだと、どの経路から応募しても比較の土俵に乗りません。逆に範囲さえ決まっていれば、フォロワーが少なくても最初の1件に届くことはあります。※個人の実績です

「フォロワーは増えてきたのに、仕事の依頼が来ない」「クラウドソーシングに応募しても返信が来ない」。SNS運用代行を副業で始めた人がつまずくのは、たいていこの段階です。

この記事では、実績ゼロの状態から最初の1件を受注するまでの手順を、経路の選び方・提案文の型・初回の条件の決め方まで含めて整理します。

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案件が取れない状態に共通する4つの特徴

応募数を増やす前に、まず自分がどれに当てはまるかを確認してみてください。原因が①〜②にあるまま応募数だけを増やしても、返信率はほとんど変わらないためです。

  1. 請け負う範囲が決まっていない:「SNS運用代行をやります」だけでは、依頼側が何を頼めるのか判断できません。
  2. 見せられる材料がない:実績ゼロ自体は問題になりにくい一方、代わりに出せるものが何も無い状態は選ばれにくくなります。
  3. 案件が発生していない場所で待っている:発信を続けても、依頼を出す人が見ていない場所では声はかかりません。
  4. 提案が自己紹介で終わっている:自分の経歴だけを書き、相手の課題に触れていない提案は読み飛ばされやすくなります。

全体像|最初の1件までの4段階

段階 やること 完了の目安
① 範囲を決める 請け負う作業と対象業種を絞る 「誰の、どの作業を、いくらで」が一文で言える
② 材料をつくる ポートフォリオと自分のアカウントを整える 初対面の相手にURLを1本渡せる
③ 場所へ行く 案件が発生している経路を2つ以上動かす 週に応募・提案が数件出せている
④ 提案する 相手の課題に触れた提案文を送る 返信が返ってくる

この4段階は順番に意味があります。①が曖昧なまま③④に進むと、「返信が来ない → 応募を増やす → さらに来ない」という消耗に入りやすくなります。

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【段階1】請け負う範囲を決める

SNS運用代行の作業を分解する

SNS運用代行と一括りにされますが、中身は複数の作業の集合です。まず分解します。

  • 設計:アカウントのコンセプト、ターゲット、投稿方針の決定
  • 企画・構成:投稿ネタ出し、台本づくり
  • 制作:画像デザイン、リールの撮影・編集
  • 投稿・運用:投稿作業、ハッシュタグ設定、予約投稿の管理
  • コミュニケーション:コメント返信、DM対応
  • 分析・報告:インサイトの集計、月次レポート作成

この中で、未経験から最初に持ちやすいのは「制作」と「投稿・運用」です。成果の責任範囲が比較的はっきりしていて、依頼側も発注しやすいためです。一方「設計」は成果に直結する分、実績がない段階では任されにくい領域になります。

対象を絞ると比較の土俵に乗る

作業と同時に、誰向けかも決めます。範囲を絞ることは、受けられる仕事を減らす行為に見えますが、実際には依頼側が判断しやすくなるため、声がかかる確率は上がる傾向があります。

書き方 依頼側から見たときの受け取られ方
SNS運用できます 何を頼めるか判断できない。他の応募者と比較する材料がない
Instagramの投稿制作とリール編集ができます 作業内容は分かる。ただし誰向けかが分からない
美容サロン向けに、Instagramのリール制作と投稿代行をしています 自分の店に当てはめて考えられる

「何でもやります」が最も断られやすい理由

依頼側は、自分と近い相手に頼みたいと考えます。対応範囲を広く書くほど専門性が薄く見え、比較検討の段階で外れやすくなります。最初は対象業種を1つか2つに絞り、受注が続いてから広げるほうが進めやすい形です。

【段階2】実績がない状態で見せられる材料をつくる

自分のアカウントが最初の実績になる

運用代行では、自分のアカウントそのものが実績として機能します。数字の大きさより、「狙って設計されているか」が見られる部分です。ジャンルが明確で、プロフィールとハイライトが整っているアカウントは、フォロワーが少なくても評価されることがあります。※個人の実績です

ポートフォリオに入れる5項目

  1. 対応できる作業:段階1で決めた範囲を箇条書きで
  2. 制作物のサンプル:フィード投稿3〜5枚、リール1〜2本
  3. 使えるツール:Canva、CapCut、予約投稿ツールなど
  4. 稼働できる時間:平日夜のみ、週◯時間など具体的に
  5. 料金の考え方:作業単位か月額か、どちらで受けるか

形式はスライド資料でもNotionでも構いません。重要なのは、初対面の相手にURLを1本送れば全部伝わる状態になっていることです。

サンプルを架空の店舗で作る場合の注意

実案件がない段階では、架空の店舗を想定してサンプルを作る方法があります。このとき、実在する店舗の写真や素材を無断で使わないでください。フリー素材か自分で撮影したものを使い、サンプルであることを明記しておくと後々のトラブルを避けられます。

【段階3】案件のある場所へ行く|4つの経路

経路ごとの向き不向き

経路 取りやすさ 単価 向いている段階
クラウドソーシング 応募数を出せば機会は作れる 低めから始まりやすい 1件目の実績づくり
SNSのDM営業 相手を選べるが返信率は低い 交渉次第 対象業種が決まっている人
知人・紹介 最も決まりやすい 相場より上下しやすい 身近に事業者がいる人
求人・業務委託の募集 選考はあるが条件は明確 安定しやすい 継続案件が欲しい人

クラウドソーシング

クラウドワークスやランサーズなどで、実績づくりの1件目を取る使い方が現実的です。単価は低めから始まることが多いため、ここで長く留まるのではなく、「レビューと実績を得るための場所」と位置づけて次の経路に移るほうが進めやすくなります。

SNSのDM営業

段階1で対象業種を絞っていれば、その業種のアカウントに直接提案できます。ただし、いきなり営業文を送る形は反応が得にくい傾向があります。相手のアカウントを実際に見て、具体的にどこをどう変えられるかを1点だけ添えると読まれやすくなります。

知人・紹介

最初の1件が最も決まりやすいのがこの経路です。一方で、身内価格になったり、業務範囲が曖昧なまま進んだりしやすいため、後述する条件の取り決めは知人相手でも省かないほうが安全です。

求人・業務委託の募集

SNS運用会社やスクール経由の業務委託は、単価と業務範囲があらかじめ決まっているため、副業として時間を読みやすい経路です。選考はありますが、継続案件になりやすく、実績も積み上がります。

【段階4】返信が来る提案文の書き方

提案文の6ブロック構成

  1. 誰に向けた提案か:相手の業種・アカウント名に触れる
  2. 見たうえで気づいた点:具体的に1〜2点。褒めるだけで終えない
  3. 自分が担当できる範囲:段階1で決めた作業を明記
  4. 進め方:初月にやること、コミュニケーション頻度
  5. 条件:料金の考え方と稼働可能時間
  6. 次のアクション:相手が返信しやすい形で終える

テンプレート

提案文の例

◯◯(店名)のInstagramを拝見しました。施術写真が多く投稿されている一方で、リールの本数が少なく、新規のお客様に届く経路がフィード中心になっている状態だとお見受けしました。

私は美容サロン向けに、リールの構成づくりと編集、投稿代行を担当しています。初月はまず既存の施術写真を素材にリールを4本作り、反応の出た型を次月以降に増やしていく進め方を想定しています。

稼働は平日夜と土日で、週◯時間ほど確保できます。料金は作業単位・月額のどちらでもご相談可能です。制作サンプルをこちらにまとめておりますので、よろしければご覧ください。(URL)

もしご興味をお持ちいただけましたら、一度15分ほどお話しさせていただくことは可能でしょうか。

送る前に確認する3点

  • 相手のアカウントを実際に見たことが分かる記述が入っているか
  • 自分の経歴の説明が、提案全体の半分以上を占めていないか
  • 相手が「はい」か「いいえ」で返せる終わり方になっているか

初回の条件の決め方|単価・業務範囲・契約

単価をどう置くか

SNS運用代行の料金は、業務範囲によって大きく変わります。投稿制作のみを部分的に請け負う形と、設計から分析まで一括で請け負う形では、同じ「運用代行」でも金額の桁が変わります。相場の内訳と、範囲ごとにどう金額が積み上がるかは別記事に整理しています。

1件目については、金額を上げることよりも「業務範囲が明確で、次につながる実績になるか」を優先したほうが、結果的に単価を上げやすくなります。

決めておかないと揉めやすい4項目

  1. 本数と範囲:月に何本、どこまで(撮影は含むか、素材は誰が用意するか)
  2. 修正の回数:何回まで無償か。回数を決めないと作業が無制限になります
  3. 連絡手段と返答期限:どのツールで、いつまでに返すか
  4. 成果の扱い:フォロワー数などの数値を成果保証にしない。増減は外部要因にも左右されます

特に4つ目は重要です。数値を保証する形で契約すると、アルゴリズムの変更など自分の作業と関係のない要因で責任を問われる状況になり得ます。

契約書は必要か

個人間の小規模な案件でも、業務範囲・料金・支払期日・修正回数を書面かメッセージで残しておくことをおすすめします。正式な契約書でなくても、合意内容が文字で残っていれば認識のずれを防げます。継続案件や金額が大きくなる場合は、業務委託契約書を交わす形が安全です。

1件目のあとに単価を上げる順番

最初の案件が終わったあと、単価を上げるには順番があります。いきなり金額を提示し直すのではなく、渡せるものを増やしてから交渉に入る形です。

  1. 実績を数字と一緒に残す:担当前後のリーチ・保存数などを記録し、許可を得て掲載する
  2. 範囲を広げる:制作だけを請け負っていた案件で、分析レポートまで担当する
  3. 同業種で2件目を取る:同じ業種の実績が2件あると、3件目以降の説得力が変わります
  4. 継続契約に切り替える:単発の積み重ねより、月額の継続契約のほうが収入は安定します

クライアントの実績を掲載する際は、必ず本人の許可を取り、数値や店名の出し方についても事前に確認してください。

よくある失敗

失敗 起きること 避け方
応募数だけを増やす 返信率が変わらないまま消耗する 範囲と材料(段階1・2)を先に固める
単価を最初から高く置く 検討にすら入らない 1件目は実績重視。2件目以降で調整する
業務範囲を決めずに受注 作業が際限なく増える 本数・修正回数を着手前に文字で残す
数値を成果保証にする 外部要因で責任を問われる 作業内容を約束し、数値は目標として扱う
フォロワーが増えるまで待つ 始める時期が来ない 設計が明確なら人数が少なくても提案は可能

よくある質問(FAQ)

Q: フォロワーが少なくても案件は取れますか?

A: フォロワー数そのものより、請け負う範囲が明確で、制作物のサンプルを見せられるかどうかが判断材料になります。人数が少ない段階で受注に至る例もあります。※個人の実績です

Q: 未経験でも最初の1件はどれくらいで取れますか?

A: 人によって差が大きく、期間を断定できるものではありません。ポートフォリオの準備に数週間、そこから経路を動かす期間が加わるのが一般的な進み方です。

Q: クラウドソーシングは単価が低いと聞きますが使うべきですか?

A: 実績とレビューを得る目的であれば有効です。ただし長く留まる場所ではなく、実績ができた段階でDM営業や継続契約の経路へ移るほうが単価は上げやすくなります。

Q: 契約書は必ず必要ですか?

A: 小規模な案件でも、業務範囲・料金・支払期日・修正回数をメッセージなどの文字で残すことをおすすめします。金額が大きい場合や継続案件では業務委託契約書を交わす形が安全です。

Q: 成果を保証してほしいと言われたらどうすればよいですか?

A: フォロワー数などの数値は外部要因にも左右されるため、保証の対象にしないことをおすすめします。投稿本数や分析レポートといった作業内容を約束し、数値は共有する目標として扱う形が現実的です。

まとめ

  • 案件が取れない原因の多くは、応募数ではなく「請け負う範囲が決まっていないこと」にあります
  • 実績ゼロでも、自分のアカウントとポートフォリオが材料になります
  • 経路は1つに絞らず、実績づくり(クラウドソーシング)と単価(DM営業・継続契約)で使い分けます
  • 提案文は、自己紹介ではなく相手の課題に触れることから始めます
  • 1件目は金額より、業務範囲が明確で次につながる実績になるかを優先します

進め方の全体像や、範囲の決め方をどう組み立てるか迷う場合は、エストレの無料相談で個別に整理することもできます。

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