前回に引き続き2025年最新版リール完全攻略を
解説していきます。
リールを攻略する上で、以下の7項目を見直す必要があります。
1.リール拡散の仕組み
2.企画出し
3.台本作成
4.撮影
5.編集
6.分析
7.設定
今回は4〜7を解説していきます。
リール撮影について
リール撮影時に注意すべき点4つを解説していきます。
1. 安定したカメラワーク
撮影時は、必ず手ブレを防ぐようにしましょう。
手ブレが発生すると、画面が見づらくなり
視聴者にとって不快な映像になってしまいます。
手ブレを防ぐためには、三脚を使用するのが原則です。
三脚を選ぶ際のポイントとして、
クランクハンドル付きのものを選ぶことをおすすめします。
クランクハンドルがあることで、高さの微調整が可能となり、
撮影の効率が向上するだけでなく、角度の調整も簡単になります。
2. 構成を作る
慣れないうちは、箇条書きでよいので構成を作ることをオススメします。
何をするかイメージしておくことで効率的に撮影することができ、
撮影漏れも防げます。
料理系やグルメ系だと食べてしまったり、
調理の工程が済んでしまったりするとやり直しができません。
構成を作って 事前に撮影イメージが持てると、
落ち着いて撮影することができます。
視聴者の興味を引くシーンを入れることで、
最後まで見てもらいやすくなります。
3. 角度・高さ・カメラワークを意識する
撮影時には、カメラの角度・高さ・距離を意識することが大切です。
カメラの角度
- カメラの角度(アングル)
- 俯瞰(ふかん)撮影:真上からの視点(料理・作業の撮影向け)
- ハイアングル:やや上からの視点(全体の説明向け)
- 水平アングル:正面からの視点(多くの人が使用)
- ローアングル:下からの視点(臨場感を出す)
カメラの高さ
- ハイポジション:高い位置から撮影
- アイレベル:目線の高さ
- ローポジション:低い位置から撮影
撮影の距離
- 引き(ワイド):全体を見せる
- 寄り(クローズアップ):細部を強調する
これらの要素を組み合わせることで、飽きない動画作成が可能になります。
違うアングルの動画を組み合わせることで、
より細部まで伝わるクオリティの高い動画を作成することができます。
編集時に困らないように、
できるだけ多くのアングルで撮影しておくことがおすすめです。
4. 背景を整える
背景を整えることで、世界観が演出されリールに集中してみてもらえます。
逆に、内容がよくてもリール内容と関係ないものが写っていたり、
背景が散らかっていたりすると素人感が出てしまいます。
動画の内容が良くても、
違和感や権威性の低下につながり離脱されてしまうので注意しましょう。

リール編集について
1. 動画編集ソフトの選定
動画を制作する際、まず重要なのは編集ソフトの選択です。
縦型動画を作成できる編集ソフトはいくつかあるため、
自身の使いやすさに応じて選択してみてください。
著作権や商用利用について気にせず無料で使えるという観点から、
おすすめの編集ソフトはVLLOです。

ビデオのカットや文字入れ、モザイク機能など、
欲しい機能はほとんどそろっています。
操作もかんたんでわかりやすいので直観的な編集が可能で、
初心者の方にもおすすめです。
無料なのにウォーターマークが入らない点において、
他のアプリと比べても優秀と言えます。
2. 編集のポイント
(1) ストレスを排除する
視聴者が動画を離脱する原因の多くは「ストレス」です。
特にショート動画は流し見されることが多いため、
次の点に注意しましょう。
- 視聴しやすい映像:見づらい画質や聞き取りにくい音声は避ける。
- 冗長な部分のカット:視聴者がストレスを感じる部分はすべて削除。
- 話し方や服装にも配慮:清潔感があり、分かりやすい話し方を心がける。
(2) 冒頭の1~2秒に興味を引く内容を入れる
インスタのリール動画の場合はYouTube動画のように、興味のあるタイトルやサムネイルをクリックして動画を視聴するわけではなく、おすすめ表示される動画を閲覧していく場合がほとんどです。
ユーザーは、動画が流れた瞬間に見るか見ないかを判断します。
つまり、1〜2秒で興味を引かなければ、
すぐにスワイプして次の動画に移動してしまいます。
リール動画では、一番はじめにユーザーの心をグッと惹きつける工夫が
非常に重要です。
動画の冒頭では動画で何がわかるのか、
最後まで視聴するとどんなメリットがあるのかを伝えましょう。
思わず気になってしまうような、
インパクトのあるシーンを冒頭に入れるのもおすすめです。
動画を最後まで見てもらうこともとても大切なため、
「最後に●●を発表します」や「〇番目はちょっと意外かも!」など、
最後まで見たくなる工夫を取り入れると良いでしょう。
(3) 流行りの音楽やエフェクトを効果的に使う
インスタのリールでは、ユーザーがリール動画から音源ページに移ると
動画の評価が上がり、たくさんのユーザーにおすすめされやすくなります。
思わずユーザーが手を留めてしまうような人気やトレンドの楽曲を
選ぶことが、リール動画をバズらせるために重要です。
インスタではやっている曲を判断するのにおすすめなのが、
曲名の左側に上向きの矢印「↗︎」がついているのを確認する方法です。
楽曲に「↗」がついていると、インスタで人気上昇中の証です。
曲選びに迷ったら、上向きの矢印「↗︎」がついている曲の中から選ぶと
間違いないです。

また、「古い音楽やエフェクトを使わない」のも大切なポイントです。
ショート動画の流行スピードは正直かなり早いため、
1年前に流行ったものを使うとユーザーから古いと判断されてしまいます。
自分以外のアカウントのリールを日々チェックしながら、
流行の感覚を掴んでおくことも大切です。
(4) わかりやすいテロップを入れる
テロップや字幕を入れると見る側は内容が理解しやすくなり、
圧倒的に見やすい動画になります。
それだけでなく、音声が聞き取りづらい環境で見ている人や、
ミュート視聴している人にも見てもらいやすくなります。
①フォント
- 角ゴシック(男性向け、視認性が高い)
- 丸ゴシック(女性向け、柔らかい印象)
- 明朝体(上品で大人っぽい印象、ビジュアル重視のアカウント向け)
- 手書きフォント(カジュアルで親しみやすい雰囲気を演出)
②色
背景に同化しない色を選択しましょう。
基本は白・黒・グレーを使用し、
強調したい部分は赤など目立つ色を使用します。
③表示位置
- 画面上部:タイトルやキーポイントを表示。
- 中央:重要なメッセージや強調したい部分に使用。
- 左下:サブ情報や補足説明を配置。
④文字サイズ
- 40代以上をターゲットにする場合:大きめのフォントを使用。
- 10〜20代をターゲットにする場合:小さめのフォントでスタイリッシュに。

リール分析について
リール動画の何を分析すべきか、
どのように改善すべきかについて解説します。
これを実践することで、動画のクオリティを向上させ、
より多くの人に届くようになります。
① 離脱ポイントの分析
リール動画は、視聴者が離脱しなければOKです。
平均再生時間の項目を見てみましょう。
どこで離脱が発生しているのかを把握し、
改善することが重要になります。
例えば、動画の開始1秒で多くの視聴者が離脱している場合、
その部分に何らかの問題があるということです。
- カットが間延びしていないか?
- テンポが悪くないか?
- 冒頭のインパクトが弱くないか?
このように、離脱ポイントを明確にすることで、
動画を改善することができます。
② 冒頭3秒の分析
視聴者は最初の3秒で「見るか・離脱するか」を決めます。
そのため、この部分のクオリティを高めることが最優先になります。
競合のリールと以下の点において見比べてみましょう。
- 映像の明るさ
- カットのテンポ
- テロップの配置と見やすさ
- 最初の0.5秒、1秒、1.5秒で何をしているか
短時間でどんな工夫をしているかを分析することで、
自分の動画の改善点が見えてきます。
③ 保存数の分析
インスタグラムでは、保存数が多い投稿ほど評価が高くなりやすいです。
なぜなら「保存する=後で見返したいコンテンツ」と認識されるため、
アルゴリズムで優先的に表示されるからです。
- なぜ保存されたのか?
- どんな構成だったのか?
- 他の投稿と何が違うのか?
を分析し、同じパターンの動画を増やしていきましょう。
リール設定について
1. カメラの画質を設定する
Instagramの公式発表によると、
動画の推奨解像度は720p以上とされています。
そのため、カメラの設定を1080p・30fps(または1080p・60fps)に
設定するのがベストです。
iPhoneの場合は、
ホーム画面>設定>カメラ>ビデオ撮影>1080p・30fps(または1080p・60fps)
このように設定していきましょう。

基準を下回ると評価が下がる可能性があるため、
最低限この数値以上の画質で撮影することをおすすめします。
2. 高画質アップロードの設定を有効にする
この設定をしないと、高画質で動画をアップロードできなくなるため、
必ず設定を確認しましょう。
手順は以下の通りです。
①プロフィール画面を開き、右上の三本線をタップ
②下へスクロールし「メディアの画質」を選択
③「高画質でアップロード」をオンにする

この設定を有効にすることで、動画の画質が向上し、
より良い評価を得ることができます。
3. 投稿時間を最適化する
リールを投稿する時間帯も重要です。
フォロワーがアクティブな時間帯を狙って投稿すると、
反応が良くなります。
おすすめの時間帯は以下の通りです。
- 朝7時~9時:通勤・通学時間帯
- 昼12時~13時:昼休憩時間帯
- 夜19時~21時:多くの人がスマホをチェックする時間帯
迷った場合は、夜の時間帯が最も反応が得られやすい傾向にあります。
また、インサイト機能を活用して、
フォロワーが最もアクティブな時間帯を分析し、
最適な投稿時間を見つけましょう。
いかがでしたでしょうか?
前編・後編合わせて7項目を見直せば、
格段にクオリティの高いリールが作成できるようになります。
インスタの流行は移り変わりが早いですが、
2025年もしっかり情報収集して攻略していきましょう。