広告費2万円で売上37.6万円|予約が埋まらなかった店がやったこと

広告費2万円で売上37.6万円になった例 Instagram成功事例

この記事の結論

広告費2万円に対して、売上は37.6万円。予約8名、LINE登録100名という結果になった例があります。使った金額に対して約18.8倍です。

効いたのは広告の金額ではありません。広告を出す前に、受け取る場所を作っていたことです。

「広告を出せば予約が入る」とは限りません。出してみて何も起きず、それきりにしてしまう店舗は多くあります。

一方で、2万円で37.6万円の売上につながった例があります。アートメイクのお店で、SNSの運用を預かった側が組み立てたものです。

金額が小さいぶん、どこが効いたのかがはっきり見えます。順に出します。

結果の数字

項目 結果
広告費 20,000円
売上 376,000円
予約 8名
LINE登録 100名
動画の再生 17万回

※記載の事例は個人の実績です。成果には個人差があります。

1人あたりに直すと、見え方が変わる

合計だけを見ていると、どこが効いたのか分かりません。1人あたりに割ってみます。

  • LINE登録1人あたりの広告費:200円(20,000円 ÷ 100名)
  • 予約1件あたりの広告費:2,500円(20,000円 ÷ 8名)
  • 予約1件あたりの売上:47,000円(376,000円 ÷ 8名)

予約を1件取るのに2,500円かかり、その1件が47,000円になっています。この差があるかぎり、広告は出すほど増えます。

反対に、ここが逆転していれば、いくら出しても減るだけです。金額の大小ではなく、この2つの数字の差を先に見てください。

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なぜ2万円で足りたのか

広告の前に、受け取る場所を作っていた

広告を見た人がそのまま予約するとは限りません。気になっても、その場では決めない人のほうが多いからです。

この例では、予約の前にLINEを挟んでいます。登録は100名、そこから予約が8名。残りの92名は、まだ決めていないだけで、いなくなったわけではありません。

広告費を使い切っても、LINEに残った人には後から案内できます。2万円で買ったのは8件の予約ではなく、100名との接点です。

動画が、広告の外でも回っていた

動画の再生は17万回です。広告で届いた人だけでこの数字にはなりません。広告費をかけていない場所でも見られています。

広告は、入口を増やすための呼び水です。出したものが広告の外でも回るなら、同じ2万円の効き方が変わります。先に「回る投稿」を作ってから出すほうが、順番として正しいです。

予約の単価が高い業種だった

予約1件が47,000円という水準だからこそ、2,500円かけて取りにいく計算が成り立ちます。

これは業種によって変わります。1件の売上が数千円の業種で同じ金額をかけると、合いません。自分の業種の数字に置き換えてから考えてください。

自分の業種に置き換える

この例の数字をそのまま持ってきても使えません。置き換えるのは金額ではなく、順番です。

紙に4つ書き出してください。

  • ①1件あたりの売上(1回の来店・1回の購入でいくら入るか)
  • ②そのうち手元に残る額(材料や人の時間を引いたあと)
  • ③1件取るのにかけてよい上限(②の範囲で決める)
  • ④いま1件取るのにかかっている額(広告費 ÷ 予約の数)

④が③より小さければ、出すほど増えます。大きければ、止めて先に投稿のほうを直します。この例は④が2,500円で、①が47,000円でした。差が大きいので成り立っています。

1件の売上が小さい業種では、③がすぐ小さくなります。その場合は1人が何回来るかまで含めて考えてください。1回では合わなくても、通ってもらえる業種なら数字が変わります。

広告費を増やす前に確かめること

うまくいくと、すぐに金額を上げたくなります。その前に3つ確かめてください。

  • 予約1件あたりの広告費と、予約1件あたりの売上。差が開いているか
  • 受け取る場所があるか。すぐ決めない人が、どこに残るようになっているか
  • 対応できる数か。予約が増えても回らなければ、広告費は無駄になります

この3つがそろっていないまま金額だけ上げると、使った額に比例して結果が出るとは限りません。

運用を預かる側が、先に決めておくこと

店舗の運用を任されて広告まで触るなら、始める前に3つ決めておきます。あとから揉めるのは、だいたいここです。

広告費は誰が出すか

自分の報酬とは別に、広告費そのものをどちらが払うかをはっきりさせます。立て替えると、精算のたびに手間が増えます。店舗側のカードで直接払う形にしておくと、話が簡単です。

何をもって成果とするか

再生数なのか、LINE登録なのか、予約なのか。ここを決めずに始めると、最後に評価が食い違います。予約まで見るなら、店舗側から予約の数を教えてもらう必要があります。先に頼んでおいてください。

どこまでやるか

撮影に行くのか、素材は店舗から受け取るのか。広告の設定まで触るのか、投稿だけか。範囲が決まっていないと、広告が動き出したあとに仕事が増えます。

よくある、もったいない進め方

広告を出してから受け皿を考える

いちばん多い順番の間違いです。広告は見た人をその場に連れてくるだけで、決めきれなかった人を受け止める場所がないと、そこで切れます。先にLINEや相談の入口を用意してください。

再生数だけを成果にする

17万回という数字は目を引きます。ですが、この例で意味があるのは予約8名と売上37.6万円のほうです。再生だけを追うと、金額につながらない投稿が増えます。

金額を先に大きくする

2万円で合わなかったものが、20万円で合うことはまずありません。小さく出して、1人あたりの数字を見てから増やすのが順番です。

運用を預かる側が、数字を出さない

店舗から運用を任されているなら、この表をそのまま出せる状態にしておいてください。再生数だけの報告と、予約と売上まで並べた報告では、次の契約の話がまったく変わります。

よくある質問

Q: 広告費はいくらから始めればいいですか?

A: 金額より先に、予約1件あたりにいくらまでかけられるかを出してください。この例は2万円でしたが、業種によって合う水準は変わります。小さく出して数字を見るところから始めるのが安全です。

Q: LINEを挟まず、予約へ直接つないではいけませんか?

A: いけないわけではありません。ただし、その場で決めない人が残らなくなります。この例では登録100名に対して予約が8名で、残りは後から案内できる状態になっていました。

Q: 再生数が伸びないと、広告は意味がないですか?

A: 広告は再生を買う仕組みではなく、見てもらう入口を増やす仕組みです。ただし、広告の外でも回る投稿のほうが、同じ金額でも届く範囲は広がります。

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